キャビティ音
キャビティ流れでは,音のフィードバック機構により自励振動が発生し, 強いピーク音が発生する場合がある.高速輸送機関・流体機器の開発において,こうした自励振動を設計段階で予測し,低減手法を考案する必要である.
風洞実験との比較により, キャビティ音を高精度に数値計算により予測する手法を構築している. 今後はこうした数値計算手法を用いて, 主流乱れの影響や, 新しいキャビティ音の低減手法の開発に取り組んでいる.
渦構造・音波(DNS結果)
キャビティ流れの可視化実験
関連する発表論文
- 寺尾啓太郎, 横山博史, 大峠祐介, 飯田明由, "キャビティ音発生機構に基づいた新たな周波数予測式の提案", 日本機械学会論文集B編,77(779), pp. 1522-1532, 2011. J-STAGE
- Hiroshi Yokoyama and Chisachi Kato, Fluid-Acoustic Interactions in Acoustic Radiation in Turbulent Cavity Flows (Fluid-Dynamic Oscillations),Journal of Environment and Engineering,6(1), pp. 90-106 (2011). J-STAGE
- 横山博史, 加藤千幸, "乱流境界層内のキャビティ音発生におけるフィードバック機構(第2報,流体共鳴振動)", 日本機械学会論文集B編,76(765), pp. 804-813 (2010). J-STAGE
- Hiroshi Yokoyama and Chisachi Kato, "Fluid-acoustic interactions in self-sustainedoscillations in turbulent cavity flows. I.Fluid-dynamic oscillations,"Physicsof Fluids21, 105103 (2009). J-STAGE
- 横山博史, 加藤千幸, "乱流境界層内のキャビティ音発生におけるフィードバック機構(第1報,流体力学的振動),"日本機械学会論文集B編,75(760), pp. 2369-2378 (2009). 【機械学会論文賞】 J-STAGE