人工声帯
声帯は肺からの気流による自励振動により音が発生することが知られ,その音の特性について古くから研究の対象となってきました.また,声帯の音発生を模擬する様々な人工声帯モデルを用いて,声道の特性が調べられてきました.本研究では上智大学の荒井先生が開発したリード式人工声帯に対して,リードの振動,気流と音発生の連成シミュレーションを行うことにより,自励振動による音の発生メカニズムを調査しています.
関連する発表論文
- Yoshinaga, T., Arai, T., Inaam R., Yokoyama, H. and Iida, A. “A fully coupled fluid–structure–acoustic interaction simulation on reed-type artificial vocal fold,” Applied Acoustics, 184, 108339, 2021. ELSEVIER
- 吉永司,荒井隆行,Inaam R., 横山博史,飯田明由.”円筒型声道を付したリード式人工声帯の流体-構造-音響連成シミュレーション” ながれ 40, 226-233, 2021. 日本流体力学会